子供をターゲットではなく、あえて大人をターゲットにして商品を開発
突然ですが、あなたは「プレミアムバンダイ」と聞いて何を思い浮かべますか?
成人以上の男性であれば、ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムなどの戦闘シリーズだと思います。
ですが女性であれば、おそらくあれでしょう。
そう、「セーラームーン」ですよね?
特にアラサー世代の女性にはドンピシャといえるでしょう。
数年前から「セーラームーン」ブームの再来といわれ、子供の頃に見ていた少女たちが成人をし、そして社会人となり、ある程度自分で欲しいものは働いて買えるようになったことで、そのタイミングで打ち出したセーラームーンをイメージした化粧品やバッグやアクセサリーなどなど、セーラームーングッズがバカ売れするようになりました。
子供ではなくあえてお金の使い道が自由な大人をターゲットとして商品開発を行なったことが最大のキーでした。
子供のおもちゃであれば、せいぜい誕生日とクリスマスの年二回ほどしか購入してもらえません。
そしてせいぜい親の予算も5000円が限度といったところでしょう。
それでいて少子化となれば、もうこれからは売り上げが減る一方だったのではないでしょうか?
ですが大人をターゲットとすればどうでしょう。
晩婚傾向にある近年の日本では自分のために好きなだけお金をつかえる社会人女性が増えているのも事実。
そして昔かえなかったあのおもちゃが再び買えるとなれば、そしてそれがコスメとなるなど、なんらかの使用目的を果たしてくれるとなれば金額に糸目もつけず、買う女性も少なくないでしょう。
だからこそ現代はプレミアムバンダイと聞けば世のアラサー女性は「セーラームーン」グッズが手に入る場所。と考えていることでしょう。
そしてそのタイミングに合わせてセーラームーンのアニメの復活など、どれもこれもセーラームーングッズの販売促進効果を促しました。
もはやおもちゃを見に来るのではなく、セーラームーングッズを見るためにアラサー女子たちがバンダイのサイトに見にくる方が多いのではないでしょうか?